QYシリーズのコンセプトを受け継いだコンパクトサンプラー。やはりVHSサイズである。
ローパス/ハイパスフィルターだけでなく、MIDI制御、外部入力音の加工、リアルタイムに入力された音をスクラッチしてしまう機能、リボンコントローラー、等小さいわりにはなかなかすごい奴である。
サンプリングだけでなく、豊富なエフェクト、バーチャルアナログシンセやアナログシーケンサ-・シュミレーター、D-beamによる「テルミンもどき」も魅力である。
早く250MBのZIPユニットにバージョンアップして欲しいモノである。
ローランドUSAの尽力で、Macintoshとのデータ連係が可能になった。
QDからFDに移行した、ローランド・サンプラーの第二世代における下位機種。
別売のソフトでシーケンサ-機能を付加する事が出来、実質的にオールインワン・ワークステーションと言ってもいいかもしれない。
マウス操作に対応し、パソコン用モニターでパラメーターやシーケンスを大画面で編集する事ができるが、専用モニターがなくとも汎用ビデオケーブルで標準で家庭用テレビに表示(モノクロ)できるのが素晴らしかった。
このシリーズのシーケンサ-機能はMCシリーズを経て、W-30へと継承された。
国産サンプラーの第一号機。2Uラック仕様。
ローファイなサンプリング音(12ビット)がヒップホップのミュージシャンに人気があり、いまだに人気があると聞く。
重ねサンプリングがテレコ感覚で簡単に出来、フィルターもそこそこ効くが、MIDIで入力された音程でサンプリングタイムが決まるという、今では考えられない仕様。
サンプリングされた音色はディスクに記憶可能だが、ディスクユニットを別に揃えなければならなく、しかもメディアは死滅メディアの大関級であるQD(クイックディスク)なので、ローディングがそこはかとなく遅い。
が、当時ウン百万もしたサンプラー相場を、20万円台に下げた功績は大きい。
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